今を生きる私たちは20世紀を、明治、大正、昭和、平成と、振り返るいとまもないほどに、良いこと、悪いことを背負い懸命に生きてきました。このたび、たまたま21世紀へのバトンタッチの立会人となった私たちは、新世紀が「平和で元気な、よみがえる地球であってほしい」と、切に願っています。そこで、小さなはがきの窓からより豊かな明日を夢みて、次世代への愛を込めた「20世紀 忘れないよ こんにちは 21世紀」をテーマとしたメッセージを国内外から募集いたしました。
 日本絵手紙協会では、「21世紀への絵手紙展」に寄せられた約63万通の絵手紙を保存するために長野県栄村に絵手紙のタイムカプセルを建設することがきまりましたのでお知らせいたします。施工は2006年10月を予定しています。施設内には山路智恵や中村忠二の美術館。21世紀の絵手紙展に寄せられた絵手紙の一部を常設するスペース。約63万通の絵手紙のデータベースを作り、パソコンを使って自分が応募した絵手紙を簡単に見つけることができるシステムをはじめ、みなさまが楽しめるさまざまな企画を考案中です。今後、絵手紙NETではタイムカプセル完成までを日本絵手紙協会とともに追い続けたいと考えております。

(これまでの流れ)
2000年1月〜12月  「21世紀への絵手紙展」絵手紙募集
2003年2月     『絵手紙で見る20世紀第1巻 衣食住』完成
2005年5月     21世紀展実行委員会によるタイムカプセル建設予定地視察
2005年6月     『絵手紙万葉集』(絵手紙で見る20世紀1〜7巻)完成

新潟県と長野県の境に位置する人口およそ2500人の、緑豊かな村。日本有数の豪雪地帯としても有名。