「中村忠二」(なかむらちゅうじ) |
生きることが描くこと、描くことが生きることだった画家、中村忠二。作品集に「花と虫」「ななちゃんへ 忠二からのおくりもの」などがある。1930-40年は油彩やデッサンを主に制作、国画会風な作品が目立つ。戦時中に水彩を勉強、49年より水墨を始め、1950年代には水彩・水墨画の制作が中心になる。1960年からは一枚しか刷れない版画・モノタイプを制作、60年代前半は具象的モチーフに、60年後半は抽象的モチーフになる。70年は水彩やモノタイプの小品に詩をつけた詩画集の制作が中心。 |