| 絵手紙の考え方 | 絵手紙の道具 | 線の練習 | 絵手紙の描き方 |
 絵手紙を描く道具は青墨、顔彩、画仙紙など、普段あまりなじみのないものもありますが、始めたその日から誰でも簡単に描くことができるようになります。
 絵手紙では色をつけるための筆と、輪郭線を描くためのもの2本を用意します。彩色用には日本画などで使う、穂の短い彩色筆を使用し、線描き用には、書道用の小筆などがよいでしょう。慣れてきたら、穂が長めでコシの強い筆を使うと線に味が出てくるようになります。
 普通の習字用の墨より灰色がかかったもののほうが顔彩とよく合います。青墨がない時は、習字で使う墨などを薄くすって使ってもよいでしょう。墨をすることを習慣づけるためにも墨汁はあまりすすめられません。ぜひ自分ですってみましょう。
 特別なものや高価なものをわざわざ用意する必要はありません。ただし、習字で使った硯は、一度よく洗ってから使わないと、青墨と習字用の墨が混ざってしまい、あまりきれいな色がでないので注意しましょう。
 青墨や顔彩の色やにじみ、かすれなどの変化を楽しむために画仙紙ハガキをお勧めします。官製ハガキでは墨がしみこまないので、描きにくく、にじみもでません。画仙紙ハガキは、種類により、紙質がそれぞれ違うので、まずはいろいろな種類の紙に描いてみて、自分が一番描きやすいと思うものを選ぶのがよいでしょう。
 日本画の絵の具の一種。まずは18〜20色ぐらいのものを使うのがおすすめです。(18〜20色あれば、自分のだしたい色が作れます。)ただし、あまり色を混ぜすぎると、色が濁ってしうので注意しましょう。混ぜる時は2〜3色ぐらいまで。
 パレットの役割をします。顔彩をまぜる時は梅皿の上で混ぜます。
 筆を洗ったりします。水入れがない時は、紙コップなどでも代用できます。